カビの原因
なぜ畳にカビが生えるのか?一番の原因は部屋の湿度が高い為です。 畳表に使われているい草は、吸湿性に優れている為、部屋の湿度が高い時は湿気を吸い続けます。特に最近の家屋は気密性が高いので、自然換気が少なく湿気が部屋にこもりがちです。畳の部屋に洗濯物を干したり、植物や水槽を置いたりすると部屋の湿度が上がる原因になります。
カビが発生した場合の対策
- 乾拭きをする
もしカビが発生したら、水拭きは絶対にせずまず乾拭きをして下さい。 - 掃除機をかける
畳表の目にそって、ゆっくり掃除機をかけてください。大きなブラシなどでかき出すようにしながら掃除機をかけると効果的です。 - 畳表を乾かす
畳表を触ってみて、べたつき感があれば畳表が湿っています。風を入れる、エアコンのドライ機能を使うなどして、畳を乾かしてください。 - アルコールで拭く
消毒用アルコールをぞうきんにしみ込ませ、畳を拭いてください。
カビ掃除の際の注意点
- カビ掃除の際は、窓を開けるなどして換気をしながら行ってください。
- 空気中に舞ったカビの胞子を吸わない為に、マスクの着用をお薦めします。
- アルコールで拭く場合、アルコールに弱い人は特にご注意ください。また、消毒用アルコールの使用上の注意をよく読んでから使うようにしてください。
- アルコールで拭いた場合、畳表が変色したり、しみが出来たりする事があります。
カビが発生しにくい部屋にする為には
最初にも書きましたが、カビの発生原因は室内の湿気です。高い状態が続けばカビ発生の確率が上がります。とはいえ、一年中湿度の低い状態を保つのは、不可能に近いと思います。畳は湿度が高い時は吸湿しますが、湿度が低い時はためていた湿気を放出します。そこで、室内の湿度を低くしてあげれば、畳自体も乾燥します。
部屋の湿度を下げる方法は、たくさんあります。発生源をなくす、換気をして湿度を下げるなど。対処方法は、生活パターンや間取りなど個々の条件によって異なります。そこで、それぞれの家庭にあった、対処方法を考えていただく事が、重要だと思います。
ご相談がある方は、遠慮なく砂川畳店までメールでご相談ください。